お役立ち情報
手のリハビリ 食事編
【お食事編】
『手が上手に使える』ということは、身の回りの動作の自立度だけでなく、
趣味活動など、その方の QOL にも大きく影響してきます。
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手の機能(物をつかむ・つまむなど)を維持するためには、
手のひらの筋肉を活性化すること、し続けることが大切です。
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手のリハビリは多々ありますが、
準備が必要だったり、指導者がいないと出来なかったり…、
『継続してやり続ける』ことは以外と大変なことです。
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手の機能の維持・向上するためには!
毎日行う日常生活動作の中に、手のリハビリを取り入れていくことが重要です。
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『食事』は1日3回!
毎度の食事で必要な筋肉を動かすことが、とても良い手のリハビリになります!
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今回は、食事動作をお助けする道具をご紹介します。
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対象者:
① 普通箸がうまく使えなくなった
② 手に麻痺があり、指がうまく動かせない(動かしづらい)
③ 肩や肘に痛みがあり、口元まで運ぶのが大変 など
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*普通箸がうまく使えなくなると、フォークやスプーンに切り替えることもあると思います。
ただ、フォークやスプーンは簡単なようで操作がむずかしくなることもあるので注意が必要です。
*フォーク+太柄:動画のような握り方になりがちで、すくい(刺し)づらい・口元までのリーチ時に
肩が上がりやすく痛みや疲労につながり、食思減退の恐れあり。
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そこで今回は、バネ付き箸『箸ぞうくん』をご紹介したいと思います。
箸ぞうくん使用の目安:
軽く『握り離しができる方』
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特徴:
① バネがついており、弱い力でも箸を開閉することができる。
② 食材の大きさに関わらずつまみやすいため、食べやすい(疲労しにくい)。
③ 箸は馴染みのある道具なので導入しやすい。
*肩が上がることなく、口元までのリーチもスムーズです。
食べ物をつまむ回数 = 手内筋促通回数
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今回ご紹介したお箸は『箸ぞうくん』という商品です。
インターネットで3,000円前後で購入可能です(サイズも豊富)。
また、お箸の自助具は他にも種類が多数あり、
本人の能力に合わせて選定することが大切です。