概要
高齢者や障害者が住み慣れた地域で自立した生活を送るためには、様々な支援機関が相互に連携し、適切なリハビリテーションサービスを提供する必要があります。そのための取り組みを全県的な立場で支援するため、神奈川県では平成13年に「神奈川県リハビリテーション協議会」を設置し、連携のあり方を「連携指針」として策定しました。その指針に基づき、平成14年に社会福祉法人神奈川県総合リハビリテーション事業団は神奈川県より「神奈川県リハビリテーション支援センター」に指定されました。
これを受けて、当事業団では平成14年6月、新たに「地域リハビリテーション支援センター」を設置し、神奈川県および神奈川県リハビリテーション協議会と連携しながら、地域におけるリハビリテーション支援体制の充実を図るための業務を実施しています。
神奈川県地域リハビリテーション連携指針
神奈川県リハビリテーション協議会は、地域におけるリハビリテーションの提供体制の整備に係る課題と今後の取り組みの方向性を示し、関係機関の役割と連携方策のあり方を明らかにするために、平成14年5月に神奈川県地域リハビリテーション連携指針を策定しました。
策定後、15年が経過し、今回(平成29年9月)指針の改定を行いました。今後、県内のリハビリテーション関係者が、地域住民と連携して、それぞれの立場で、地域リハビリテーションを推進するための具体的な行動を起こしていただくことを期待しております。
(引用:神奈川県地域リハビリテーション指針(改定版) 神奈川県リハビリテーション協議会会長 安藤徳彦)
地域リハビリテーション支援センターの基本方針
地域リハビリテーション支援センターは、高齢者および障害者のみならず県民一人一人が心豊かに、生き生きと、安心して、地域で生活を送ることができる社会の形成を目指します。
- 人権を尊重し、コミュニケーションを大切にし、リハビリテーションの専門的な視点から支援を進めます。
- 自立した生活を目指したリハビリテーションの普及・啓発を行います。
- 身近な地域におけるリハビリテーションサービスを担う人材の養成や研修を行います。
- 医療・介護・福祉・教育等の地域リハビリテーションネットワーク構築に努めます。
事業内容
専門相談
神奈川県リハビリテーション支援センターでは、高齢者・障害者に対する地域でのリハビリテーションをお手伝いします。住み慣れた地域で豊かな生活ができるよう専門スタッフがリハビリテーションの立場から、相談、情報提供、訪問などの支援活動を行います。