神奈川県総合リハビリテーションセンター

高次脳機能障害支援

高次脳機能障害がある方へのグループ訓練(手引き)

神奈川県総合リハビリテーションセンターでは、高次脳機能障害支援モデル事業(2001 年から2005年)に参加していた頃より高次脳機能障害者を対象としたグループ訓練(通称:通院プログラム)を実施してまいりました。当初は、長期間にわたり通院にとどまっている高次脳機能障害者を地域の障害福祉サービスへの通所や就労支援機関につなげることが主目的となっていましたが、プログラムの回数を重ねる中で、入院リハビリテーションから通院リハビリテーションに移行した高次脳機能障害者が社会参加を検討する前段階として、ご自身の障害への気づきを促し、対応方法をともに考えるプログラムとなってきました。これまで38 期、約250 人(2022 年度時点)のプログラム修了者が巣立って、社会生活を送られています。

この度、日本損害保険協会自賠責運用益拠出事業として、神奈川工科大学と共同研究を行う中で、成果物として「 高次脳機能障害がある方へのグループ訓練(手引き)~神奈川リハビリテーション病院での実践に基づく提案~」を作成しました。総論、障害や制度理解のための座学、身体面・対人面を通した気づきと対応方法の検討、応用動作、就労準備の5 章から構成されています。通してご覧いただいても、ご自身の興味がある部分からお読みいただいてもよいと思います。本書が、高次脳機能障害がある方を支援されている地域支援者の一助になれば幸いです。

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動画(You Tube)もご覧いただけます。

Ⅰ-1 高次脳機能障害者支援に関する総論

Ⅰ-2 高次脳機能障害通院グループ訓練について

Ⅱ-1 セッション「障害について」

Ⅱ-2 社会資源や制度の活用

Ⅲ 身体から気づく ~身体に関わるアクティビティセッション~

Ⅳ  人との関わりから気づく

Ⅴ-1 序論

Ⅴ-2 社会生活編

Ⅴ-3 模擬会社での新入社員スタッフ研修プログラムの紹介

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